私たちが、毎日バランスのとれた食生活を送るために、果物の効能、栄養、選び方、保存方法の順で述べていきます。糖質制限を行っている人にも役立つように(GI値)(GL値)も併記しています。(その2)
※GI値=グリセミック・インデックス値。その食品が、体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもので、ブドウ糖を100としているので、数値が高いほど糖質が多いということになります。
※GL値=グリセミック負荷値。その食品に含まれる炭水化物の量とGI値を掛け合わせた値です。炭水化物の量は、食品によって異なるので、その含有量をきちんと考えて、血糖値の上昇値を数値化したものです。
果物リスト | |||||
あ行 | アプリコット(ドライ) | アボガド | アメリカンチェリー | イチゴ | いちじく |
伊予柑 | オレンジ | ||||
か行 | 柿 | キウイ | 巨峰 | グレープフルーツ | |
さ行 | さくらんぼ | ザクロ | スイカ | ||
た行 | デラウェア | ||||
な行 | 梨 | ||||
は行 | パイナップル | はっさく | バナナ | バナナ(ドライ) | びわ |
ブルーベリー | プルーン | プルーン(ドライ) | |||
ま行 | マスカット | マンゴー | みかん | メロン | 桃 |
や行 | 洋ナシ | ||||
ら行 | りんご | レーズン(ドライ) | レモン |
紫色で表記の果物:果物の栄養一覧その1 – 効能・選び方・保存方法・GI値・GL値に掲載
オレンジ色で表記の果物:果物の栄養一覧その2 – 効能・選び方・保存方法・GI値・GL値に掲載
※果物は、追熟するものかどうかで、保存方法、食べ頃、栄養価、味覚が変化します。
また、甘みはありますが、他の効能や栄養がありますので、ダイエットしたい方にとっては、お菓子より適した食べ物となります。
私も以前利用していました。とても新鮮で美味しかったので、おすすめします。
目次
★パイナップル (65)(8)
- 風邪予防、疲労回復、便秘改善
- ビタミンC、ビタミンB1、食物繊維、ブロメライン(タンパク質分解酵素)、鉄、マグネシウムを含む。
- 追熟しない果物である。葉の色が濃い緑で、葉先までピンとしていて、実は下膨れの形になっていて、色は黄みを帯び重いものを選ぶ。
- 早めに食べること。保存する場合は、新聞紙等で包んで冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れて保存。
★はっさく (33)(3)
- 風邪予防、疲労回復、血液をきれいにする。
- ビタミンC、カロテン、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、シネフィリン(酸味成分)を含む。
- 色が明るい橙黄色で、ヘタの部分が緑色で重みのあるものを選ぶ。
- かなり日持ちがするので、冷暗所で2~3週間は大丈夫。
★バナナ (55)(12)
- 便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、糖尿病予防、がん予防
- カリウム、食物繊維、マグネシウム、フラクトオリゴ糖を含む。
- 付け根が新鮮で果皮が黄色く色づいたものを選ぶ。
- 常温で追熟できる。冷蔵庫で保存する場合は、適度に熟したものを1本ずつラップに包んで野菜室に保存。また熟したバナナは、皮をむいてラップで包んで冷凍保存できる。
★バナナ(ドライ) (65)
- 便秘改善、美肌効果
- 食物繊維(生より約7倍に増加)、ビタミンB6、カリウム、マグネシウム、マンガンを含む。
- できれば無添加、砂糖不使用のものを選ぶ。
- 大量に購入したら、小分けして冷凍保存も便利。
★びわ (32)(3)
- 高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、老化予防、風邪予防
- βカロテン、カリウム、クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)、アミグダリン(ビタミンB17)
- ヘタがしっかりしていて、果皮に張りがあり、ビワ独特の鮮やかさがあるものを選ぶ。
- 常温保存で大丈夫。直射日光を避け、風通しがよく涼しい場所で保存。追熟しないので、早めに食べる方が良い。
★ブルーベリー (34)(5)
- 高血圧予防、動脈硬化予防、眼精疲労改善、がん予防、便秘改善
- ビタミンE、食物繊維総量、アントシアニン
- 皮の色が濃く、鮮やかな青紫色をしているもの、果皮はしっかりと張りがあり、比較的大粒のものを選ぶ。白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前に洗う。ブルームごと食べても大丈夫。
- 追熟しないので、冷蔵庫に入れて保存し、なるべく早く食べる方が良い。
★プルーン (34)
- 高血圧予防、貧血防止、風邪予防、老化予防、便秘予防、抗酸化作用
- カリウム、βカロテン、鉄、食物繊維を含む。
- ふっくらとして皮に張りがあり、色の濃いものを選ぶ。
- 追熟する果物なので、実が固いものは、直射日光の当たらない涼しい場所で、乾燥しないようにポリ袋に入れて保存。実が少しやわらかくなってきたら、酸味が抜けて食べ頃。
★プルーン(ドライ) (54)(24)
- 高血圧予防、抗酸化作用、便秘改善
- マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、カリウム、βカロテン、ナイアシン、ビタミンB6、食物繊維を含む。
- 市販のものは、添加物をしっかり確認して選ぶ。
- 大量に購入したら、小分けして冷凍保存も便利。
★マスカット (48)
- 疲労回復、抗酸化作用、動脈硬化予防、ガン予防、生活習慣病の改善
- ポリフェノール、ブドウ糖、ビタミンB1、ビタミンB6、銅、カリウム、マンガンを含む。
- 果皮の色が濃く、しっかりと張りがあり、比較的大粒のもの、茎が太く切り口が新鮮なものを選ぶ。
- ラップや新聞紙で包むか、ポリ袋に入れる等して、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存。
★マンゴー (49)(10)
- 美肌効果、がん予防、貧血予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防
- βカロテン、葉酸、食物繊維、カリウムを含む。
- 果皮にしっとりとツヤがあり、色鮮やかでふっくらとしているものを選ぶ。
- 完熟前の果肉がかたいマンゴーは、常温の涼しい場所で追熟させる。完熟したものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。
★みかん (33)(4)
-
- 美肌効果、風邪予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
- ビタミンC、βクリプトキサンチン(体内ではビタミンAとして働く)、食物繊維を含む。
- 果皮の色が濃く張りがあり、形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選ぶ。
- 風通しが良くて湿度がやや高く、涼しい場所で保存。
★メロン (41)(6)
- 利尿作用、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、糖尿病予防、がん予防(赤肉メロン)、風邪予防(赤肉メロン)
- カリウム、βカロテンを含む。
- ネットにむらがなく均一の太さで張り巡らされていて、重いものを選ぶ。
- 常温で追熟できる。食べごろは、おしりの部分が柔らかくなって、つるがしなびてくるのが目安。カットした場合は、ワタと種を取って、ラップして冷蔵庫に保存。
★桃 (41)(5)
- 便秘改善、美容効果、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、冷え性改善、二日酔い予防、がん予防、老化予防
- 食物繊維、カリウム、ナイアシン、カテキンを含む。
- 大きくてふっくらとしていて、全体的に紅く色づいているもの、果皮全体にうぶ毛があり、香りの強いもの、色の濃い部分に白い点々が出ているものを選ぶ。
- まだ固いものは、風通しのよい所で、常温で追熟させる。軽くふれて、やわらかみを感じれば食べ頃で、2~3時間冷蔵庫で冷やす。
★りんご (39)(4)
- 血糖値上昇防止、血中コレステロール低下、活性酸素抑制、コラーゲン生成
- ペクチン、ポリフェノール、ビタミンCを含む。
- 枝が干からびていない、ずっしりと重く、芳醇な香りがするものを選ぶ。
- 箱に入れたままか新聞紙に包むと1ヶ月ほど保存できる。
★洋ナシ (36)
- 便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、利尿作用、咳止め、がん予防
- 食物繊維、カリウム、フラバノールを含む。
- 果皮に傷がないもの、同じ大きさならずっしりと重みを感じるものを選ぶ。
- 固い西洋梨は、日本梨とは違い追熟させる必要があり、紙袋等に入れて常温で保存。基本的に果皮が黄色みを帯び、軸の回りをそっとさわってかすかにやわらかさを感じれば食べ頃。
★レーズン(ドライ)(57)(49)
- 抗酸化作用、貧血予防、便秘改善、免疫力強化
- 炭水化物、カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウムを含む。
- 市販品は、添加物表示をよく見て選ぶ。
- 無添加の物は、開封すると、冷蔵庫で保存という表示がある。
★レモン (34)(3)
- 風邪予防、美容効果、疲労回復
- ビタミンC、クエン酸を含む。
- 形が整っていて果皮にハリとツヤがあり、色鮮やかなもの、軸の部分が緑色で香りがよく、重いものを選ぶ。
- 長持ちさせたいなら、乾燥を防ぐためポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると、1ヶ月くらい日持ちする。カットした場合は、ラップで包んで冷蔵庫で保存して、早めに使い切る。
私も以前利用していました。とても新鮮で美味しかったので、おすすめします。