私たちが、毎日バランスのとれた食生活を送るために、果物の効能、栄養、選び方、保存方法の順で述べていきます。糖質制限を行っている人にも役立つように(GI値)(GL値)も併記しています。(その1)
※GI値=グリセミック・インデックス値。その食品が、体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもので、ブドウ糖を100としているので、数値が高いほど糖質が多いということになります。
※GL値=グリセミック負荷値。その食品に含まれる炭水化物の量とGI値を掛け合わせた値です。炭水化物の量は、食品によって異なるので、その含有量をきちんと考えて、血糖値の上昇値を数値化したものです。
果物リスト | |||||
あ行 | アプリコット(ドライ) | アボガド | アメリカンチェリー | イチゴ | いちじく |
伊予柑 | オレンジ | ||||
か行 | 柿 | キウイ | 巨峰 | グレープフルーツ | |
さ行 | さくらんぼ | ザクロ | スイカ | ||
た行 | デラウェア | ||||
な行 | 梨 | ||||
は行 | パイナップル | はっさく | バナナ | バナナ(ドライ) | びわ |
ブルーベリー | プルーン | プルーン(ドライ) | |||
ま行 | マスカット | マンゴー | みかん | メロン | 桃 |
や行 | 洋ナシ | ||||
ら行 | りんご | レーズン(ドライ) | レモン |
紫色で表記の果物:果物の栄養一覧その1 – 効能・選び方・保存方法・GI値・GL値に掲載
オレンジ色で表記の果物:果物の栄養一覧その2– 効能・選び方・保存方法・GI値・GL値に掲載
※果物は、追熟するものかどうかで、保存方法、食べ頃、栄養価、味覚が変化します。
また、甘みはありますが、他の効能や栄養がありますので、ダイエットしたい方にとっては、お菓子より適した食べ物となります。
私も以前利用していました。とても新鮮で美味しかったので、おすすめします。
目次
★アプリコット(ドライ)(30)
- 疲労回復、冷え症予防、虚弱体質、便秘・下痢改善、美肌効果
- 炭水化物、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄を含む。
- できれば無添加、砂糖不使用のものを選ぶ。
- 大量に購入したら、小分けして冷凍保存も便利。
★アボガド (27)
- 利尿作用、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、便秘改善
- カリウム、ビタミンE、ビタミンB6、葉酸、 脂肪酸、食物繊維を含む。
- 形がきれいで果皮に張りと艶があり、ヘタと果皮の間に隙間がないものを選ぶ。
- 皮が緑色のものはまだ未熟なので、常温で追熟させることでやわらかくなる。皮が黒みがかり、握ったときにやや弾力を感じれば食べ頃。熟したものはポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存。
★アメリカンチェリー (39)(7)
- 動脈硬化予防、むくみ予防、虫歯予防、視力向上、眼精疲労
- 炭水化物、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ポリフェノールを含む。
- 軸が枯れておらず果皮にハリがあり、なるべく濃い色のものを選ぶ。
- 航空便を使って輸入するぐらい痛みやすいので、早めに食べきる。
★イチゴ (29)(3)
- 風邪予防、美肌効果、貧血予防、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
- ビタミンC、 葉酸、食物繊維、アントシアン(ポリフェノールの一種)
- 赤が均一で鮮やかなもので、果皮のツブツブがクッキリしていて、へたが青くて元気なもの、表面に傷がなく、艶のあるものを選ぶ。
- 乾燥を防ぐためラップに包んで、ポリ袋に入れて野菜室で保存。水洗いをすると果皮が弱るので、食べる直前に洗う。へたを取ってから水洗いすると、ビタミンCが流れてしまうので、洗うときはへたつきのまま洗う。イチゴは日持ちしないので、なるべく購入した当日に食べる方が良い。
★いちじく (36) (4)
- 便秘改善、高血圧予防、消化促進、二日酔い予防
- 水溶性食物繊維ペクチン、カリウム、カルシウムを含む。
- ぽってりと丸みがあり、付け根の切り口付近まで色付いているものを選ぶ。
- 傷みが早い果物なので、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存。なるべく早く食べる。
★いよかん (33)(4)
- 風邪予防、高血圧予防、疲労回復、整腸作用
- ビタミンC、シネフィリン(酸味成分)、クエン酸、皮にはリモネン、ナリンギン、ヘスペリジン等の精油成分を含む。
- 皮がしなびておらず、みずみずしさと重みを感じるものを選ぶ。
- 冷暗所で保存。1週間~10日くらいが目安。
★オレンジ (31)(7)
- 風邪予防、美容効果、疲労回復、貧血予防、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
- ビタミンC、カリウム、ヘスペリジンを含む。
- 果皮が色鮮やかなオレンジ色でハリと艶があり、持ったときにずっしりと重いものを選ぶ。
- 風通しがよい冷暗所で保存。ただし温度が高いと味が落ちるので、夏場はポリ袋に入れて野菜室で保存。
★柿 (37)(5)
- 風邪予防、乗り物酔い、二日酔い、血流を良くする
- ビタミンC、ビタミンA、タンニン、ペクチン(食物繊維)、酵素(カタラーゼ、ペルオキシダーゼ)を含む。
- 実が固く、果皮に張りと艶があり、ヘタがしっかりついているものを選ぶ。
- しゃきしゃきした食感を保ちたい場合は、水を含ませたティッシュをヘタにつけて、ヘタを下にして冷蔵庫で保存。
★キウイ (35)(6)
- 風邪の予防、疲労回復、高血圧降下、便秘改善、抗酸化作用
- 食物繊維、カリウム、ビタミンC、ビタミンE、アクチニジン(タンパク質分解酵素)を含む。
- 表面がきれいで、傷みが無いもの、部分的に柔らかくなったりしていないものを選ぶ。
- まだ熟していないものは、そのまま室内に置いて追熟する。急ぐ場合はリンゴなど、エチレンガスを出す果物と一緒に袋に入れておくと早く熟す。食べ頃になったものは、乾燥しないようビニール袋に入れて冷蔵庫で保存。
★巨峰 (50)(7)
- 高血圧予防、動脈硬化予防、脳機能の改善、抗酸化作用
- ビタミンB1、ビタミンB6、カリウム、アントシアニン、ポリフェノールを含む。
- 皮の色づきが濃く、粒が大きくふっくらとしているもので、軸が緑色のものを選ぶ。
- 涼しい冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存。保存する際は、乾燥しないようラップや新聞紙で包むか、ポリ袋などに入れる。
★グレープフルーツ (31)(2)
-
- 疲労回復、風邪予防、美容効果
- ビタミンC、ナリンギン(ポリフェノールの一種)
- 形が丸く整っていて、ずっしりと重みがあるもの、果皮にへこみがなく色があざやかで、ハリと艶のあるものを選ぶ。
- 風通しのよい冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存。輸入品の場合、果皮に農薬(防菌・防カビ剤等)が付いているので、気になる場合は食べる前によく洗う。
★さくらんぼ (37)(5)
- エネルギー補給、貧血予防
- 糖質、ビタミンA、ビタミンC、リン、カルシウム、カリウム、鉄分、カロテン、ビタミンB1、B2などを少しずつバランスよく含む。アントシアニンやフラボノイド等のポリフェノールも含む。
- 実は、しっかりと紅く鮮やかで艶があるもの、枝は、緑の鮮やかなものを選ぶ。
- サクランボは収穫と共にどんどん味が落ちるので、買ったらすぐに食べる方が良い。
★ザクロ (37)
- 疲労回復、抗酸化作用
- カリウム、マグネシウム、カルシウム、アントシアニンやタンニン等のポリフェノールを含む。
- 果皮がしっかりと色付き、鮮やかな紅色のものを選ぶ。
- 室温でも、皮を剥かなければかなり日持ちする。密封して冷蔵しておけば2~3ヶ月間は保存可能。
★スイカ (60)(6)
- 疲労回復、利尿作用
- 90%が水分で、カリウム、マグネシウム、リン、βカロテン、リコピンを含む。
- ツルの付け根がくぼんでいるもの、模様とその表面がくっきりとして凹凸があるもの、お尻のへその部分が大き過ぎず、小さすぎないものを選ぶ。
- 追熟しなくて劣化が早いので、買ったらすぐに食べた方が良い。まるのままのスイカは冷蔵庫に入れないで、風通しのいい所で保存。
★デラウェア (47)(7)
- 疲労回復、脳を働きを良くする、ガン予防、動脈硬化予防
- カロテン、葉酸、カリウム、リン、ポリフェノールを含む。
- 色が濃く、表面に張りがあるもの、枝の色が緑で、切り口が新しいものを選ぶ。
- 一房ずつ乾燥しないよう袋などに入れ、野菜室で保存。食べる直前に洗う。実を枝から切り離す場合は、枝をハサミで2~3ミリ程実側に残して切り落ちして、野菜室で保存。
★梨 (32)(3)
- 便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、利尿作用、咳止め
- 食物繊維、ソルビトール、カリウム、アスパラギン酸(アミノ酸の一種)
- 形がよく果皮に張りがあり、同じ大きさなら重みがあるもの、軸がしっかりとしていて果皮に色ムラがなく、お尻がふっくらとして広いものを選ぶ。
- 基本的に追熟しないので、新聞紙に包み、ビニール袋に入れ野菜室で保存。
私も以前利用していました。とても新鮮で美味しかったので、おすすめします。