買い物依存症だった母を反面教師にして、克服法も参考にしてください。
目次
買い物依存症とは
買い物依存症のことをいろいろ調べてみましたが、不思議に思ったことがあります。
例えば、洋服を買ってしまうが、買ったものは部屋に積んでおいて、また買ってしまったと後悔したり、罪悪感を持ったりするとあったので、そういう症状の人を買い物依存症というわけでしょうか。
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買い物依存症チェックリストを引用
チェック項目 |
1. 買い物すると気分がすっきりして、嫌なことを忘れられる |
2. 商品のすべての種類・タイプをそろえたい欲求にかられる |
3. お店の人にチヤホヤされると、特別扱いされているようで、いい気分になって買ってしまう |
4. お金の手持ちがなくても、カードや借金してまでも買ってしまう |
5. どんどん高額なものを買いたくなる |
6. 買い物をやめようとすると、イライラする |
7. 買ったものを捨てられず、片づけられず、部屋や家の中が買ったもので溢れている |
8. 買い物したいがために、家族や友人にうそをつく |
9. 買い物をした後に、罪悪感、不安感におそわれる |
10. 買ったもので普段使っていないと感じる物がたくさんある |
(引用:大石クリニックのホームページより)
買い物依存症だった母に嫌悪感
私は、上記のチェック項目は、一つも当てはまりません。
私の亡き母が、買い物依存症だったので、多分7項目位当てはまります。
子どもの頃から、浪費家の母を見て育ったので、あんなにあるのになんで高い物を買うのか、嫌悪感がありました。
一年の半分以上の期間を着物で過していた母の買うものは、洋服ではなく、着物でした。
父や子どもにも上質な高い服を誂えてもらっていました。
しかし、しがないサラリーマン家庭ですから、貯金ができないとか、他の面にしわ寄せが来てました。
とにかく身なりを良い物を着ていれば、それで満足だったのです。
まったく金銭感覚が異常で、計画性なんてまるでありませんでした。
母の場合は、着物ですから、反物を買って仕立ててもらわなければなりません。
仕立て代も必要なのです。
父ともよく家計簿を付けろとか、揉めてました。
母は、ほとんどが父に内緒の出費ですから、家計簿を付けるなんてできないのです。
ただ、着道楽でもあり、買ったものを必ず着て出かけ、自分が不要になったら、知り合いにあげたり、安く譲ったりしていました。
買ったものを家の中に積み上げておくことは、なかったですが、持っている数は、すごかったと思います。
ですから、買い物したことを後悔したり、罪悪感を持ったりは、していない性格でした。
高度経済成長に助けられた母
私が子どもの頃の日本は、高度経済成長真っ只中で、父も一月に2日ほどしか休みがありませんでした。
そして現代のように給与は、口座振り込みではなく、持ち帰っていました。
それをどう使うのかは、すべて母のやりたい放題だったのです。
恐らく呉服屋から、反物を買い、毎月少しずつ払い、残りをボーナスで払っていたのかなと思います。
ただ、サラリーマンの父は、高度経済成長でボーナスがあったので、現代のようなローン地獄に陥ることは、かろうじてなかったのです。
父が長く働いたので、年金もしっかりありましたが、母が全部使っていました。
買い物依存症で浪費家の母を反面教師に
それで、私は買い物依存症で浪費家の母を反面教師のように育ち、まったく買い物に夢中になろうとか思いません。
自分の好みはありますが、ブランド志向もないですし、洋服も自分で作ったりします。
恥ずかしくない程度の服を持っていれば、それで良いのです。
二人の子供にも「おばあちゃんのようになってはダメだ!」と言ってきました。
入るお金より、多いお金を使ったらダメなのです。
収入>支出 で、個人でも家庭でも同じ理論です。
買い物依存症を克服する方法
- 収入>支出の金銭感覚を身に付ける・・・毎月の使える金額を把握しておく。
- クレジットカードを使わない・・・分割払いやリボ払いの残金を払ってしまう。
- 洋服を全部出して、その数を把握する・・・その量の多さにびっくりすると思いますが、それがすべて自分が払うお金だと認識して、この先どれだけ買わなくても生活できるかと考えてみる。
- 大きな目標のために貯金する・・・今まで洋服代に消えていたお金を、例えば将来家を購入するときのための資金にする。
- 家族に内緒にしない・・・家族にオープンに話していると、買わずに過ごせたら、自信にもなるし、家族も安心する。
- 専門家のカウンセリングを受ける・・・カウンセラーはいろいろな角度から話しをしてくれる。
- 自助グループに入る・・・同じ悩みを抱える人と知り合うのも、話す相手を作ることが一番良い。
買い物依存症を克服するのは、さまざまなやり方があるかと思いますが、今はネットやカードで気軽に買えてしまう恐ろしさもあります。
前述の母の時代にクレジットカードがあったら、家庭崩壊し、私も養護施設で育っていたのではないかと、想像してしまいます。
母が買い物依存を止めたのは、家を建てる前の数年と老人ホームに入ってからの晩年でした。
独身の方でも、子育て中の方でも、洋服を買うお金は、自分やご主人が働いて得たお金なのです。
買う前に、冷静に買う必要があるのか、とよく考えてください。
クレジットカードを使いすぎると、最悪自己破産にまでつながります。
しかし、買い物依存症は、必ず克服できるので、冷静になって話しができる機会を作りましょう。
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