加工食品の安全性を知りたいと思い、ミートボール工場を見学しました。
その手段として、工場見学に行きました。
ミートボールでおなじみの石井食品さんです。
石井食品のホームページに記載されている無添加調理という言葉に惹かれて、見学に行ってきました。
1997年から無添加調理の取り組みを開始されたそうです。
では、ミートボールの製造工程を持ち帰ったパンフレットを参考にして書きます。
ミートボールの原材料
鶏肉(国産の若鶏を使用)、玉ねぎ(国産)、パン粉(小麦粉、イースト、塩、砂糖だけで作ったパン粉)、トマトペースト
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無添加調理の製造工程
1.原料の確認・・・見学通路から見た感じでは、板状の冷凍鶏肉(10kg)を一つずつ間違いがないか確認する。
2.X線異物検査・・・鶏肉の中に骨などの異物が入っていないか検査をする。
3.カット・・・鶏肉は、凍ったままミンチに、玉ねぎは、みじん切りにする。ここで使う玉ねぎの皮むきは、機械でするが、芯は人の手で取る。
4.まぜる・・・鶏肉のミンチ、みじん切りの玉ねぎ、パン粉、調味料をまぜる。
5.形を作る・・・まざった材料をミートボールの形にする。(1分間で1600個製造)
6.揚げる・・・油でじっくりあげる。(高温なので、見学することはできませんでした)
7.袋詰め・・・品質保証番号、賞味期限を印字した袋にソースとミートボールを詰める。
8.商品の検査・・・異物や金属が入っていないか、重すぎるものや軽すぎるものがないか検査する。
9.殺菌と冷却・・・熱を加えて殺菌し、その後冷却する。
10.箱詰め・・・1箱に10袋ずつ人の手で詰める。
11.出荷・・・冷蔵車でスーパーなどに運ぶ。
工場見学で判った点
1.原材料にかなり神経を使って選んでおられる点
2.原材料履歴管理システムを導入されているので、商品の袋に印字されている品質保証番号と賞味期限をホームページで入力すると、原材料を確認できるようになっている点
3.原材料の情報を公開している点
4.各工程で品質のチェックをしておられる点
5.卵、牛乳などのアレルギー配慮商品も製造されている点
6.すでに20年程無添加調理に取り組まれておられるので、安心して食べることができるのかなと思えました。
7.見学した中で、上記の1~5までの工程で、作業されている方は、すべて男性でした。やはりかなりの力仕事だと感じました。
8.ミートボールやハンバーグ以外にも、鍋つゆ、炊き込みご飯の素、混ぜご飯の素、お正月用のおせちなどさまさまな商品を製造されていることを初めて知りました。
工場見学をしても疑問に思った点
1.無添加という範囲が解らなかった点。一般に添加物に指定されている物質を含んでいないから無添加なのか、その範囲が私にはよく解らなかったことです。例えば、パン粉の原材料の一つである砂糖は、もし白砂糖なら、添加物表示にならないが、添加物そのものだからです。それぞれの原材料まで、さかのぼって公開されていたら、一層安心できるのにと思いました。
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