
飾り棚の敷物の完成
新品のテーブルクロスから、シューズボックスと飾り棚の敷物を作ります。
やはり自分で作れるようにならないと
私が洋裁らしきことを始めようと思ったきっかけは、結婚するときに持ってきた着物をなんとかして洋服に作り変えたいという気持ちからでした。
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丁度車で10分の所に着物リメイクの教室があったので、入れていただき習い始めました。
その当時は、持っていたミシンが使いにくいので、捨ててしまった後で、ミシンも持っていませんでした。
教室は月一回で、宿題もなく、生徒は4~5人、先生は70歳代で、教室の最後には、美味しいお菓子とお茶が出て、当時はまだ病気だった私でさえ、本当に気楽に始めることができました。
この教室の先生の手順はかなり合理的で、今もなにかと参考にしています。
その教室で3年ほど習い、その後普通の生地で作る洋裁教室に半年ぐらい通いました。
2つ目の教室は、型紙を自分で作るのではなく、コンピューターで作る型紙を購入する必要がありました。
ですから、基礎から習ったことがなく、自分で正式な型紙を描くこともできないレベルです。
布には記憶も思い出もある
私は亡き父の着物からリメイクしたベストを着て、出かけることがあります。
自分で着物から洋服にリメイクしても、生地を買って洋服を作っても、その布が最初なんだったかという記憶もあり、思い出もあるのです。
そして、何かを作ると、必ずはぎれが出てしまうのです。
はぎれも活用しよう
買った布地が新品だと、当然はぎれも新品なわけなので、使えるものは使ったら良いですね。
器用な方は、小物やパッチワーク等に利用されるのでしょう。
私はまだ簡単な物しか作れていません。
ストール、スマホカバー、バッグ、座布団カバー等です。
洋服もそうですが、基礎をきっちり習ったことがないので、失敗ばっかりです。
過去2つの教室で習った良いところを自分なりに取り入れて、できる範囲のことをやっています。
2枚の敷物作製
そこで、今回はもらい物のテーブルカバー(白色、素材は綿100%)で、シューズボックスと廊下の飾り棚の敷物カバーを作りたいと思います。
要するに一つの布から、2枚の大小のカバーを作るだけです。
私のものづくりは、ミシンと手縫い両方です。
ミシンで縫った方がきれいで早くできる部分は、ミシンを使いますし、しつけや分厚い部分は手縫いをします。
具体的には、
121cm x 151cm⇒2枚の敷物 181cm x 44cm 88cm x 23cmに作り変えます。
作製手順
1.すでに4辺が縁処理してあるテーブルカバーなので、その縁を利用して、95㎝ x 47㎝ を2枚、47㎝ x 25㎝を2枚に裁断します。(出来上がりの3辺が縁処理してあるように切る)

裁断前

4枚に裁断
2.それぞれの大きさの2枚を中表にして、手縫いでしつけをかけます。長手の長さがそれそれ、181㎝、88㎝を越えるようにします。短いと敷いたときに隙間ができるので、出来上がりは1㎝位大きくても良いですね。2枚を縫い合わせるときは、必ず縁処理してある側から縫ってください。反対の切り離し側から縫うと、微妙に布がズレてしまう可能性があります。

2枚を中表に重ねる

縁処理してある端から縫う
3.しつけをかけた上を縁処理してある側から直線ミシンで縫います。縫い糸は、60番、色は生成りを使います。縫い終えたら、しつけを取ります。
4.縫いしろにアイロンをかけて割ります。

縫いしろをアイロンをかけて割る
5.アイロンをかけた縫いしろの1.5cm位のところをロックミシンをかけ処理をします。通常なら3本糸でいいですが、今回はかっちりさせたいので、4本糸で処理します。

縫いしろにロックをかけて処理
6.表面から、直線ミシンで縫った縫い合わせの線より1cmぐらいの左右の外側にミシンをかけて、縫いしろと本体を縫う。縫いしろが浮かないようにきれいにするための押さえ縫いです。
7.切り離し側の長手もロックミシンで端処理する。ロックミシンで端処理した長手(残り3辺は、最初から縁処理してあるので、この辺しか残っていない)を表側から1.5cmぐらい折って、1cm程の所をミシンで縫って完成です。
お勧めしたい点:手縫いですべてされる方は、必要ないかもしれませんが、私のように、楽して仕上げたいと思われるなら、ミシンを持たれた方が、圧倒的に便利です。
直線ミシン:ボタンホールかがりができるものがいいです。
ロックミシン:ベビーロックをお勧めします。国産品で故障が少ないです。
手作りを始めてみてください
今回は、既存のテーブルクロスを利用しました。
布の端の処理だけをすればいいので、裏を付けないで1枚で作る敷物やカバーが一番簡単です。
部屋のアクセントになるし、2枚作ると洗濯できて、ほこりや汚れ防止になるので、どうぞ作ってみてください。
も合わせご覧ください。
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